記事本文
「細かく刻む手間を減らしたいけれど、ニンニク絞りはどう使うのか」「押した後の穴を洗うのが大変そう」と迷う方もいるでしょう。ニンニク絞り(ガーリックプレス)は、少量のニンニクを細かくつぶし、たれやバターへ混ぜたいときに検討しやすい道具です。基本は、小さめの一片を入れてゆっくり握り、使用後すぐに残りを洗い流すこと。この記事では、写真のチリス(Zyliss)SUSI 2を例に、入れる量、押せない原因、料理別の使い分け、洗浄と購入前の確認点を整理します。旧モデル固有の対応条件が未確認の部分は、一般的な操作と区別して説明します。

ハンドルを閉じた外観。側面にzylissのロゴが見えます。
ニンニク絞りの特徴|細かな果肉を穴から押し出す
ハンドルを開くと、ニンニクを入れるくぼみと穴の開いたプレートが現れます。ここへニンニクを入れてハンドルを閉じると、押し板がニンニクを押しつぶし、穴の反対側から細かい果肉が出てきます。液体だけを取り出す道具ではなく、果肉も含めてつぶすのが特徴です。
写真の開いた状態では、穴あき部分と押し板の位置関係が確認できます。くぼみの容量やハンドルの開閉幅は製品によって違うため、初めて使うときは少量から操作を確かめましょう。

開いた状態の穴あき部分と押し板。ハンドル内側にSUSI 2の刻印が見えます。
ニンニク絞りの使い方|小さな一片からゆっくり押す
1 ニンニクを一片ずつ準備する
ニンニクを一片ずつ分け、薄皮をむきます。傷んだ部分や硬い根元は取り除きましょう。皮付き対応をうたう製品もありますが、写真のSUSI 2についてその条件は今回確認できていません。迷う場合は皮をむいてから使うと、皮による詰まりを減らせます。
2 ハンドルを開き くぼみに入れる
押し板を持ち上げ、まずは小さめの一片をくぼみに入れます。大きすぎる場合は、くぼみに収まるよう切り分けてください。無理に詰め込むとハンドルが閉じにくくなります。押し板がくぼみへまっすぐ入ることも確認します。
3 小皿の上でゆっくり握る
穴あき部分を小皿やボウルの上へ向け、ハンドルをゆっくり閉じます。片手で無理なく握れない場合は、指を可動部から離したうえで両手で支えます。体重をかけて押したり、台へ打ち付けたりしないでください。
直接フライパンへ押し出す方法もありますが、初めて使うときは小皿で受けると、分量の確認や取り残しの回収がしやすくなります。熱い油の上で操作せず、下ごしらえを済ませてから調理しましょう。
4 外側の果肉をヘラで取る
穴から出たニンニクを、小さなヘラやスプーンで集めます。穴あき面を指で強くこすらず、刃物で削ることも避けましょう。続けて使う場合はいったん開き、くぼみに残った皮や硬い部分を取り除いてから次の一片を入れます。
みじん切りやすりおろしとの違い
|
方法 |
仕上がりの考え方 |
使い分けの例 |
|---|---|---|
|
ニンニク絞り |
穴を通して押しつぶし、細かい果肉と水分が出る |
たれ、ドレッシング、ガーリックバター |
|
包丁のみじん切り |
粒の大きさを切り方で調節する |
粒を残したい炒め物やソース |
|
おろし器 |
おろし面へ擦り付けて細かくする |
すりおろしを指定するレシピ |
プレスは細かな果肉を料理へ混ぜたいとき、包丁は粒の大きさを調節したいときに使い分けます。たとえば、均一に合わせたいガーリックバターにはプレス、粒の食感を残したいソースにはみじん切りが候補です。すりおろしを指定するレシピでは、プレスで同じ状態になるとは限らないため、まず指定の方法で作ると仕上がりを比べやすくなります。
料理への活用
たれやドレッシング
しょうゆベースのたれやドレッシングに少量ずつ合わせます。生のニンニクは香りや辛味を強く感じることがあるため、最初から多く加えず、料理のレシピと好みに合わせて調節しましょう。
ガーリックバター
やわらかくしたバターに、絞ったニンニク、塩、刻んだパセリなどを合わせます。パンへ薄く塗って加熱するなど、レシピに応じて使います。均一に混ぜたい用途では、細かくつぶしたニンニクを活かしやすくなります。
炒め物やソース
細かいニンニクは加熱中に焦げやすいため、火力と投入するタイミングに注意します。香りを出す工程では強火の油へ一気に入れず、レシピに沿って加熱してください。スライスを使う料理へ置き換える場合は、見た目や食感も変わります。
絞れないときの確認ポイント
|
困りごと |
確認すること |
対処 |
|---|---|---|
|
レバーが重い |
詰めすぎ、大きすぎる一片、皮や硬い部分 |
開いて量を減らす。大きな一片は切り分ける |
|
押し板が入らない |
果肉のはみ出し、押し板の位置、変形 |
位置と詰まりを確認。変形があれば使用を控える |
|
穴から出ない |
前回の残りや乾いた果肉で穴が塞がっていないか |
残りを取り除き、洗浄してから再使用する |
|
中に残りがある |
皮や繊維など、穴を通りにくい部分か |
無理に押し切らず、取り除く |
ハンドルが閉じないときほど、力を強める前に原因を確認します。道具を延長して握る、叩くといった操作は避けてください。
洗い方と保管
- 使用後すぐに開いて残りを取る。くぼみと押し板に付いたニンニクを除去します。
- 乾く前にすすぐ。固まっている場合は、ぬるま湯で短時間ふやかします。
- 柔らかいブラシと中性洗剤で洗う。穴の表裏と可動部を確認します。専用クリーナーが付属する製品は説明書どおり使います。
- 十分にすすぎ 水気を拭いて乾かす。開いた部分にも水分や食材が残っていないか見てから収納します。
穴を針や硬い金属で無理に広げたり、取り外せない部品を分解したりしないでください。写真だけでは専用クリーナーの有無や分解方法は確認できません。食洗機、漂白剤、強い洗剤の可否も、手元のモデルの説明書を優先します。現行SUSIシリーズの対応条件を旧モデルへそのまま当てはめないことが大切です。
メリットとデメリット 注意点
メリットは、包丁で細かく刻む工程をハンドル操作に置き換え、細かな果肉をたれやバターへ混ぜられることです。一方、くぼみの量には限りがあり、続けて処理するには補充と残りの除去が必要です。粒の大きさを自由に変えにくく、少量でも穴の掃除は欠かせません。必要な握力は一片の大きさや道具の状態で変わるため、誰でも片手で軽く使えるとは断定できません。
購入前は、ハンドルを無理なく開閉できるか、くぼみに普段使う一片が収まるか、穴の裏側までブラシが届くかを確認しましょう。細かくつぶす作業が多く、使用後すぐ洗える方に向きます。粒を残す料理が中心の方や、専用道具を増やしたくない方は包丁も比較候補です。料理人目線では、押す速さだけでなく、補充・回収・洗浄まで含めた作業を見て選びます。
よくある質問
皮付きのまま使えますか
皮付き対応の製品では可能ですが、すべての製品で同じ条件とは限りません。写真のSUSI 2の仕様は未確認のため、この記事では皮をむいて使う方法を案内しています。
しょうがにも使えますか
対応する製品もありますが、繊維の多いしょうがは抵抗や詰まりの原因になります。写真の旧モデルの対応食材は確認できていないため、ニンニク以外は説明書の案内を確認してください。
洗った後もにおいが残るときは
まず穴の内側や押し板の付け根に食材が残っていないか確認し、柔らかいブラシで洗います。材質が分からない状態で漂白剤や酸性の洗剤を試さず、メーカーの手入れ方法を確認しましょう。
まとめ 少量を入れてゆっくり握る
ニンニク絞りを選ぶ基準は、細かな果肉を使う料理が多いか、握りやすいか、使用後に穴まで洗えるかの3点です。写真のSUSI 2は旧モデルのため、皮付き対応や食洗機対応を現行品と同じと考えず、手元の仕様を確認してください。使う際は小さめの一片から始め、抵抗が強ければ量・押し板の位置・詰まりを見直します。買い替えを検討する際も、外観だけで選ばず、取扱説明と清掃方法を確認しましょう。





