ペティナイフでは刃の長さが足りず、牛刀では少し大きく感じる。肉や魚、果物をすっきり切り分けるために、細身の包丁を加えたい方へ。グレステン021TKは、刃渡り21cmのプロティナイフです。刀身のくぼみと積層強化木のハンドルを備え、食材をまな板の上でスライスする作業に検討しやすい一本。小さな食材の皮むきより、ある程度の長さを使って切り進める場面で持ち味を生かせます。この記事では、021TKの特徴と用途、同シリーズの18cm・25cmや牛刀との違い、お手入れまで、料理人目線で選ぶポイントを紹介します。

グレステン021TKの全体。細身の刀身と三つの鋲がある黒いハンドル。
グレステン021TKの基本情報
|
項目 |
内容 |
|---|---|
|
メーカーとブランド |
ホンマ科学株式会社/グレステン |
|
商品名と型番 |
TKタイプ プロティナイフ/021TK |
|
刃渡り |
21cm |
|
全長 |
334mm(業務用カタログ掲載値) |
|
重量 |
約152g(メーカー公式掲載値) |
|
背厚 |
2.0mm(業務用カタログ掲載値) |
|
刀身 |
グレステン鋼 |
|
ハンドル |
積層強化木/ツバ付き |
|
刃の区分 |
両刃 |
|
JANコード |
4562207321136 |
|
カテゴリー |
厨房用品 > 包丁・ナイフ > プロティナイフ |
メーカーの現行ラインナップでは021TKを刃渡り21cm・重量152gとして掲載しています。全長と背厚、柄材などは業務用カタログを参照しています。
グレステン021TKの特徴
21cmの刃を使ってスライスしやすい
021TKは、ペティナイフより長い刃を使い、肉や魚などを切り分ける用途に向くプロティナイフです。短い刃で何度も往復するより、食材の大きさに合った長さを使って切ると、切断面を整えやすくなります。ローストした肉の切り分けや、果物をまな板の上でカットする作業に取り入れやすい形です。
刀身のくぼみで食材の貼り付きを抑える
刀身にはグレステン独自のディンプル加工が施されています。メーカーは、くぼみを設けた構造によって食材の貼り付きを抑えると説明しています。切った食材を刃の側面から離しやすくする工夫で、続けてスライスする場面の作業性につながります。食材の水分や厚みでも離れ方は変わるため、どんな食材も必ず離れるという性質ではありません。

刀身に並ぶくぼみ。写真では透明の刃先保護材が装着されています。
グレステン鋼と独自の熱処理
メーカーによると、グレステン鋼は440Aをベースに、サブゼロ処理など独自の熱処理を施した鋼材です。耐食性や耐摩耗性、切れ味の持続を考えた仕様で、包丁を日常的に使う厨房でも注目したい部分です。ただし、耐食性があっても水分や汚れを残したまま保管せず、使用後の洗浄と乾燥を基本にします。
ツバ付きの積層強化木ハンドル
021TKは、積層強化木の柄と、刀身との境目にある金属のツバを備えています。メーカーのFAQでは、ツバは柄の付け根を補強し、汚れが溜まりにくい構造にする役割があると案内しています。黒い木柄の外観や、握ったときの形を重視する方に比較しやすい仕様です。

三つの鋲で固定されたハンドルと、刀身の付け根のツバ。
どんな用途に向いているか
|
作業の例 |
021TKを生かすポイント |
|---|---|
|
加熱した肉の切り分け |
刃の長さを使い、押しつぶす力を抑えてスライスする |
|
骨を除いた肉や魚のカット |
食材を安定させ、細身の刀身を使って切り進める |
|
果物や野菜のスライス |
まな板の上で長さを使って切る作業に |
|
テリーヌなどの切り分け |
形を支えながら刃を引き、切断面を整える |
料理人目線で選ぶなら、食材を細かく刻む包丁というより、切り分けるための一本として考えると用途がはっきりします。野菜の刻み作業まで一本で幅広くこなしたい場合は牛刀や三徳、手に持った果物の皮むきや細工が中心なら短いペティナイフが比較候補です。
メリットとデメリット
メリットは、21cmの長さと細身の刀身を組み合わせ、スライス用として使い分けしやすいこと。公式掲載重量は約152gで、同じ刃渡り21cmの牛刀721TKの約246gより軽量です。牛刀を持っている方が、肉や果物の切り分け用に追加する場合にも役割を分けやすいでしょう。
注意点は、長さがあっても硬い食材を力任せに割るための包丁ではないことです。骨や凍った食材を切る、刃をこじる、横方向にひねるといった使い方は避けます。また、刃幅の広い牛刀と同じ感覚で握ると、まな板と指の距離が取りにくい場合があります。握り方と作業姿勢も選ぶ際の判断材料です。
全長は334mmあるため、収納場所とまな板の広さも確認したいところです。切ったあとに刃が食材から抜ける位置まで余裕を持たせ、狭い作業台で無理に使わないようにします。
018TKと025TKや牛刀との違い
|
モデル |
刃渡り |
公式掲載重量 |
選ぶときの目安 |
|---|---|---|---|
|
018TK プロティ |
18cm |
約144g |
短めで取り回しを優先 |
|
021TK プロティ |
21cm |
約152g |
長さと扱いやすさを両立 |
|
025TK プロティ |
25cm |
約160g |
大きい食材を長く引いて切る |
|
721TK 牛刀 |
21cm |
約246g |
スライス以外の下ごしらえも行う |
同シリーズ内では、切る食材の幅と作業スペースを基準に選びます。小さな食材や狭い作業台なら018TK、大きな肉の塊などで長いストロークを取りたい場合は025TKも候補。021TKは、その中間の長さを求める方が検討しやすいモデルです。重量はいずれもメーカー公式現行ページの値です。
021TKと、品番にSが入る021TSKは別モデルです。メーカーは021TSKをソールナイフとして掲載しています。名前や刃渡りだけで選ばず、購入時は021TKの型番を照合してください。
おすすめできる人と別の包丁を検討したい人
021TKは、肉や魚、果物のスライスをよく行う方、牛刀とは別に細身の包丁を持ちたい方、木柄のツバ付きモデルを選びたい方に向いています。飲食店の仕込みや盛り付け前の切り分けに加え、家庭でも使い分ける目的が明確なら取り入れやすい一本です。
一方、最初の一本で刻む作業もまとめたい方は牛刀や三徳、手元の細工や皮むきが中心の方はペティナイフを優先すると役割が合いやすくなります。骨や冷凍食材の処理には、それぞれの作業に適した専用の道具を使います。
基本の使い方とお手入れ
使う前に刃先の保護材を外し、包丁を洗って水分を拭き取ります。木製や樹脂製の安定したまな板を使い、食材が動かないよう支えてから切ります。刃を真上から強く押し付けるより、前後に滑らせて刃の長さを使うと、スライスする用途に合わせやすくなります。
使用後は中性洗剤と柔らかいスポンジで手洗いし、刀身・ツバ・柄の水分を拭き取って乾燥させます。つけ置きを避け、刃が他の道具に当たらない場所へ収納してください。スポンジで刃先を挟んで指を滑らせるような洗い方はせず、刃先に手が触れない向きで洗います。
切れ味が落ちたときは、元の刃の形を保ちながら研ぎ直します。研ぎ角度や左右の削り量を自己流の数値で決めず、扱いに不安がある場合はメーカーの工場研ぎを利用する方法があります。ホンマ科学では研ぎ直しに加え、木柄交換などの修理も受け付けています。
購入前に確認したいポイント
型番021TK、刃渡り21cm、木柄という仕様を確認し、021TMや021TSKとの取り違えを防ぎます。利き手も重要です。メーカーのラインナップには左利き用021TKLが別にあるため、両刃という表示だけで左右共用と判断せず、左利きの方は対応モデルを選んでください。
収納できる全長、まな板の広さ、普段切る食材の大きさを合わせて検討しましょう。すでに牛刀やペティナイフを持っている場合は、その包丁ではやりにくい切り分け作業があるかを考えると、買い足す目的が明確になります。
よくある質問
021TKの刃渡りは何cmですか
21cmです。メーカー公式の現行掲載重量は約152g。業務用カタログでは全長334mm、背厚2.0mmと案内されています。
ペティナイフとの違いは何ですか
021TKは長さを使ってスライスする用途で選びやすいプロティナイフです。短いペティナイフは、小さな食材の下ごしらえや手元の細工に向きます。切り分けが中心か、細かな作業が中心かで使い分けます。
家庭でも使えますか
使えます。肉や果物をまな板の上で切り分ける機会が多い方の追加用に検討しやすいモデルです。メーカーは、家庭用とプロ用の主な違いを刃渡り・刃幅・柄などのサイズとし、焼入れや基本構造は共通と説明しています。
左利きでも021TKを選べますか
メーカーが左利き用として掲載している型番は021TKLです。左利きの方は、購入先で021TKLの取り扱いを確認してください。
関連記事
まとめ
グレステン021TKは、21cmの刃を使って肉・魚・果物などを切り分けたい方に向くプロティナイフです。ディンプル加工とツバ付きの木柄を備え、牛刀や短いペティナイフと役割を分けて使えます。選ぶときは、切る食材とまな板の広さ、18cm・25cmとの長さの違い、利き手への対応を確認すると、自分の作業に合う一本を判断しやすくなります。





