ヴォクシーに付けたリアモニターの配線をシートの中に通すようにしようと思いチャレンジしてみました。
まずはハンガーを伸ばした物を用意して、ヘッドレストを付ける金具の脇へ突っ込んでいきます。
どこから出てくるかわからなかったので、色々な角度に変えながら押し込んでいきます。
シート裏の下部、二重に重なっている部分をめくって見えるスポンジの隙間から手をつっこんで
隙間を探し出しました。
そこへめがけてハンガーを色々動かしました。
何とか突っ込んだ指先へ触れる位置に持ってこれて、うまいことハンガーを上から下まで通す事が出来ました。
ここで配線の長さを確認
・・・・・・計ってみると配線のつなぎ目がどうしてもシート中になってしまう・・・
すでにナビに繋げてある先端を外して通すにもヒューズも有るのでどう見ても通る隙間は無い
配線を切るのも面倒だったので、とりあえずつなぎ目のコネクターが隙間を通るかどうか試しに
ハンガーの先端へビニールテープで巻きつけて下から引っ張ってみました。
結果、どうにもこうにも引っ掛かりビニールテープから抜けてハンガーだけすっぽり出てきてしまいました。
ここで、もう無理だと諦めました。
リアモニターを取り付けるアームは助手席用だったのですが、嫁が運転席側へ付けて欲しいとの要望があったので、途中の接続部を逆さまに付け替
えて運転席側へ付けるように変えました。
これで配線は納得してもらいました
追記:理解を深める補足
追記パート:配線をシート内に通すときのコツと補足
用語解説(専門用語を噛み砕く)
- リアモニター:後席で映像を見るための小型ディスプレイ。ヘッドレストの支柱に固定するタイプが一般的。
- ヘッドレストの金具(ヘッドレストステー):ヘッドレストの二本の支柱。ここを起点に配線を落とすことが多い。
- シートバック/シート裏:前席シートの背面側。表面生地の内側にはウレタン(スポンジ)と骨組み(フレーム、スプリング)がある。
- 二重になっている部分(ダストカバー・縫い返し部):シート背面下端の生地が折り返され、クリップや樹脂フックで留まっているところ。ここをめくると内部に手が入る。
- コネクター(つなぎ目):ケーブルの中継部。サイズが大きいとシートの隙間を通りにくい。
- ヒューズ付き電源:配線途中に小型ヒューズホルダーが入ったもの。過電流保護のためだが、厚みがあり通線時にひっかかりやすい。
- 通線ワイヤー(フィッシュテープ):配線を通すための専用ワイヤー。ハンガーの代わりに使うと通しやすく、復路でケーブルを引き込める。
- 養生テープ:粘着が弱く剥がしやすいテープ。配線や内装の保護、仮固定に使う。
- スパイラルチューブ/配線モール:露出した配線をまとめて保護するチューブ。シート外回しに切り替える際の見た目と安全性を向上。
手順(安全に配線を通すためのベーシックフロー)
- 準備
- 通線ワイヤー(なければハンガーを真っ直ぐにして先端を丸める)、養生テープ、布テープ(ビニールより滑りと食いつきのバランスがよい)、結束バンド、内装はがし、懐中電灯を用意。
- 電源オフ。バッテリーのマイナス端子を外すのが理想(エアバッグやエアシート装備車は特に推奨)。
- 通し経路の確認
- ヘッドレストを抜き、支柱の穴からライトを当て、シート内部の骨組み位置とウレタンの割れ目(既存のケーブル通路)を探す。
- シート裏の下端をめくり、手を入れて触れる範囲を把握。金属のバネやワイヤーに無理な力をかけない。
- ガイドを通す
- 通線ワイヤー(またはハンガー)先端を45度ほどのなだらかなカーブに整形し、先端は怪我防止に丸めて布テープでくるむ。
- ヘッドレストの支柱穴の脇から、シート中心寄りの空間を狙って下方向へ少しずつ進める。引っかかったら角度を微調整し、無理に押し込まない。
- シート裏から手で受け、ワイヤーの先端を確実に保持する。
- ケーブルを連結して引き込む
- コネクターやヒューズ側が大きい場合は、下側(受け側)から上に向けて細い方を通すのが基本。大きい側を通すなら、先端を「なだらかな円すい形」にテーピングして段差を消す。
- 通線ワイヤーと配線を重ね、引っ張る方向に対して芯ズレしないよう布テープで20〜30cmかけてしっかり固定。最後に結束バンドで補強。
- 下からゆっくり引き、上側の人が軽く押し込む「送り」と「引き」の連携で通す。
- 取り回しと保護
- シート裏で余長を調整し、可動部(リクライニングヒンジ、スプリング)から離して結束。擦れが心配な箇所はスパイラルチューブで保護。
- 床やセンターコンソールへ導く区間は、既存のハーネス沿いに固定。エアバッグ関連(黄色カプラーや黄色配線)には近づけない。
- 動作と干渉の確認
- シートの前後・背もたれを最大可動させ、配線が引っ張られたり挟み込まれないか確認。
- バッテリーを戻し、モニターの映像・電源をチェック。異音や焦げ臭さがあれば即中止。
失敗しがちなポイントと回避策
- コネクターやヒューズが引っかかる
- 回避策:先端を円すい状にテーピングして段差を消す。通す方向を「細い方から」に変更。どうしても通らない場合は、シート外回し+モール仕上げに切り替える。
- テープ固定が甘くて途中で抜ける
- 回避策:布テープで重ね巻き+結束バンドで機械的に固定。引き込み前に軽く引っ張って耐力テストをする。
- 被覆を傷つけて導通不良
- 回避策:ガイド先端を必ず丸めて養生。力任せに押さず、引っかかったら角度変更。潤滑が必要なら布テープ表面に少量の滑り(石鹸水など)を使うが、電気部品には付けない。
- 可動部やエアバッグ系統との干渉
- 回避策:黄色のコネクタ・配線付近は避ける。可動部からは指2本以上のクリアランスを確保し、固定は既存ハーネスに沿わせる。
- 配線長が足りない/つなぎ目がシート内に残る
- 回避策:延長ケーブルを用意して「コネクタのつなぎ目」をシート外のメンテしやすい位置へ移動。延長時は線材の規格・極性を合わせる。
- きしみ音・振動音が出る
- 回避策:配線の遊びを取り、触れる箇所に不織布テープを巻く。結束は「固すぎず緩すぎず」を意識。
よくある代替策(通らないときのスマートな妥協)
- シート外回し+配線モールで隠す:見た目を保ちつつ作業時間を短縮。踏まれにくいルート取りと固定を丁寧に。
- シートバックパネルを外して通す:車種によっては背面パネルが外せる。内部が見えるため安全・確実。ただし内装外しの知識が必要。
- 分割コネクタ・細径ケーブルに交換:規格が合う場合のみ。車両側の安全や保証に配慮し、無理な加工は避ける。
FAQ
- Q1. ハンガーではなく通線ワイヤーを使うメリットは?
- A1. 先端がしなやかで復元力があり、曲がりやすく折れにくい。被覆付きなら内装を傷つけにくく、引き込み時の抜けも減る。
- Q2. コネクタが大きくてどうしても通らない。切断して再接続してもいい?
- A2. 可能ではあるが、断線・接触不良・保証影響のリスクがある。はんだ+熱収縮チューブで確実に施工できる自信がない場合は、延長ケーブルや外回しを推奨。安全面を最優先に。
- Q3. エアバッグは大丈夫?どこに注意すべき?
- A3. 黄色のカプラーや黄色い被覆のハーネスはSRS系統の可能性が高いので近づけない。シート側面(サイドエアバッグ内蔵車)は特に要注意で、干渉や固定を避ける。心配ならプロに依頼。
- Q4. シートを動かすとケーブルが引っ張られる。どう対策する?
- A4. 可動範囲の中央位置で余長を作り、蛇腹状のたわみを確保。固定点は可動部の両端近くに分けて設け、引っ張り力が一点に集中しないようにする。
- Q5. ノイズや画面のチラつきが出たら?
- A5. 電源ラインの取り回しを映像ラインから離す、アースポイントを見直す、接続部の緩み・被覆傷を点検。必要に応じてフェライトコアを追加する。
まとめ
シート内通線は「先端の段差を消す」「無理に押さない」「可動部とエアバッグを避ける」が三原則。専用の通線ワイヤーと丁寧な固定で成功率が上がります。通らない場合は外回しや延長ケーブルなどの代替策も有効。安全と確実性を優先し、迷ったら専門店に相談してください。





