ストウブのラウンドココット20cmグレーは、毎日の煮込みや炊飯に使う鋳物ホーロー鍋を探している方に検討しやすい一台です。正式な商品名は「ピコ・ココット ラウンド」。容量は2.2Lで、メーカーの用途別目安では主菜2〜3人分、炊飯2〜3合に向きます。
選ぶときは、人数に加えて「何をどれだけ作るか」が大切です。この記事では、ふた裏のピコや黒い内面の特徴、20cmで作りやすい料理、他サイズとの違いを紹介。写真を交えながら、重さやお手入れも含めて購入前の疑問を整理します。

グレーのふたにSTAUBのロゴと同心円の意匠が入っています。
ストウブ ラウンドココット20cmグレーの基本情報
|
ブランド |
STAUB(ストウブ) |
|---|---|
|
商品名 |
ピコ・ココット ラウンド 20cm グレー |
|
商品番号 |
40509-304-0(流通表記:40509-304) |
|
材質 |
鋳鉄・ホーロー加工 |
|
容量 |
2.2L |
|
サイズ |
長さ26.3×幅20.0×高さ14.2cm/ふたを除く高さ9.5cm |
|
重量 |
約3.42kg(メーカー公表値) |
|
底の直径 |
16.1cm |
|
対応 |
ガス火・IH(100V/200V)・オーブン。電子レンジ不可 |
|
食洗機 |
使用可能。ただし色と風合いを保つため手洗いを推奨 |
2.2Lは鍋の容量で、毎回その量を入れて調理するという意味ではありません。メーカーは調理量を鍋の6〜7分目と案内しています。煮汁や具材を混ぜる余裕を残して使いましょう。
ピコ・ココット ラウンドの特徴
ふた裏のピコが水分を食材へ戻す

ふた裏に並ぶピコ。20の刻印も確認できます。
ふたの裏に並ぶ小さな突起が「ピコ」です。加熱中に上がった蒸気がふたの裏で水滴となり、ピコを伝って食材へ降り注ぐ仕組みを、ストウブでは「アロマ・レイン」と呼んでいます。
ふたをしてじっくり加熱する蒸し煮や煮込みで活かしたい構造です。ただし圧力鍋ではなく、完全密閉でもありません。食材の水分や火加減によっては焦げ付くため、無水調理は対応するレシピの分量に沿って行います。
黒マットエマイユの内面は油になじみやすい

黒い内面と両側の取っ手。縁には保護パーツが付いています。
内側の黒い表面は、鋳鉄がむき出しになっているのではなく、黒マットエマイユと呼ばれるホーロー加工です。細かな凹凸があり、油がなじみやすいのが特徴。肉を焼き付けてから野菜や煮汁を加える、といった調理にも使えます。
フッ素樹脂加工とは扱いが異なり、油なしでも食材が滑る鍋ではありません。火を強くしすぎず、焼き付けでは適量の油を使い、木製やシリコーン製の道具で鍋肌を守ります。
蓄熱性を活かして煮込みから食卓まで使える
厚みのある鋳物製で熱を蓄えやすく、温まった後は弱火での調理に向きます。肉じゃがやシチューを作り、そのまま食卓へ出せるのも利点です。食卓では鍋敷きを使い、熱くなった取っ手とノブはミトンで持ちます。
写真のグレーは、つやと濃淡のある落ち着いた色合い。ふたのロゴや同心円の形が見え、和洋どちらの食卓にも取り入れやすい印象です。
20cmは何人分に向くか
メーカーの用途別目安は、主菜2〜3人分、副菜3〜5人分、炊飯2〜3合です。商品ページの総合的な人数目安は2〜4人分ですが、具の大きさや一人分の量で変わります。料理人目線で選ぶなら、家族の人数よりも普段の献立と作る量を基準にすると選びやすくなります。
- 主菜:肉じゃが、鶏肉のトマト煮、少量のカレーやシチュー。
- 副菜:きのこやキャベツの蒸し煮、かぼちゃの煮物。
- 炊飯:2〜3合のご飯。おかず作りにも兼用したい方に。
飲食店では少量の仕込みや副菜づくりに取り入れやすいサイズです。大量のスープやカレーの仕込みを一度に行う用途には、より大きな鍋が適します。
基本の使い方と火加減
使い始めは保護パーツとリボンを外す
写真で鍋の縁に付いている保護パーツや、ふたのリボン、シールなどは、加熱前に外します。中性洗剤と柔らかいスポンジで洗い、水分を拭き取ってください。ノブに緩みがないかも確かめます。
煮込みは中火から弱火へ
メーカーが案内する基本は中火〜弱火です。煮汁や食材を入れて加熱し、沸いたら弱火に落とします。肉を先に焼く料理は、油を使って穏やかに予熱し、焼き付け後に煮汁を加えます。空の鍋を強火にかけ続けたり、IHの最大火力で急加熱したりしないようにします。
炊飯は2〜3合を目安に専用レシピを使う
20cmはメーカーが2〜3合の炊飯目安を示すサイズです。洗米・浸水後に適量の水を加え、沸騰後は弱火で炊き、火を止めて蒸らすのが基本の流れ。米の種類や浸水、熱源で仕上がりが変わるため、水量と時間はピコ・ココットに対応したレシピに合わせてください。
メリットと購入前の注意点
毎日の料理に取り入れるメリット
- 煮込み・蒸し煮・焼き付け・炊飯を一つの鍋で使い分けられます。
- 主菜2〜3人分を中心に、日々の食事を作りやすい容量です。
- ガス火からIHへ熱源が変わっても使え、オーブン調理にも対応します。
重さと調理量は先に確認したい
公表重量は約3.42kg。料理や水分が加わるとさらに重くなるため、片手で軽快に扱う鍋を求める方には負担になります。コンロから食卓への移動だけでなく、シンクで洗うときの持ち上げやすさも考えましょう。
また、数日分の作り置きや大きな食材を並べて焼く用途では、20cmの容量や底面積が足りないことがあります。汁物をたっぷり作る方は、22cmや24cmも比較候補です。
18cm・22cm・24cmとの違い
|
サイズ |
容量 |
主菜の目安 |
炊飯の目安 |
|---|---|---|---|
|
18cm |
約1.7L |
1〜2人分 |
1〜2合 |
|
20cm |
約2.2L |
2〜3人分 |
2〜3合 |
|
22cm |
約2.6L |
3〜4人分 |
3〜4合 |
|
24cm |
約3.7L |
4〜6人分 |
4〜5合 |
容量と用途別分量はメーカーの案内による目安です。少量の副菜が中心なら18cm、毎日の主菜と炊飯を兼ねるなら20cm、調理量に余裕を持たせるなら22cm以上、という考え方ができます。
長く使うためのお手入れ
鍋が十分冷めてから、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗います。熱い鍋へ冷水をかけると急な温度変化になるため避け、洗った後は縁やふた裏まで水分を拭き取って乾かします。焦げ付きは無理に金属で削らず、水を入れてふやかしてから落とします。
メーカーは、使い始めや内面のつやがなくなったときのシーズニングも案内しています。洗って乾かした鍋の内側へ食用油を薄く広げ、ごく弱火で3〜4分なじませ、冷めてから余分な油を拭き取る方法です。鉄鍋の空焼きとは異なり、煙が出るまで加熱する必要はありません。毎回行う作業でもありません。
おすすめできる人と別サイズが向く人
20cmグレーは、2〜3人分の主菜を作る方、2〜3合の炊飯にも兼用したい方、落ち着いた色の鍋を食卓で使いたい方に向きます。一人分の少量調理が中心なら小さいサイズ、大人数の料理や多めの作り置きが中心なら22〜24cmも検討すると、使い道に合わせやすくなります。
収納場所は直径20cmだけで考えず、取っ手を含む長さ26.3cmと高さ14.2cmを基準に確保してください。
よくある質問
IHでも使えますか
IHの100V・200Vに対応しています。底径は16.1cmなので、使用するIHの対応鍋底サイズも確認してください。電子レンジには使えません。
内側の黒い表面はホーローですか
はい。黒マットエマイユというホーロー加工です。表面を磨いて金属地を出したり、金属たわしで強くこすったりせず、柔らかいスポンジで洗います。
食洗機に入れてもよいですか
公式仕様では使用可能です。ただし、メーカーは色と風合いを保つために手洗いを勧めています。
無水調理なら水は一切いりませんか
食材によります。野菜の水分などを活かせますが、水分の少ない食材や強すぎる火加減では焦げ付きます。無水調理用レシピの食材と分量を守り、必要に応じて水分を加えます。
関連する読み物
まとめ
ストウブ ピコ・ココット ラウンド20cmグレーは、毎日の主菜と炊飯を兼ねたい方に向く2.2Lの鋳物ホーロー鍋です。ふた裏のピコを活かした蒸し煮から、焼き付けて仕上げる煮込みまで使えます。
選ぶ決め手は、普段の調理量と約3.42kgの重さを無理なく扱えるかどうか。日常的に作る料理を思い浮かべて、使い続けやすいサイズを選びましょう。





